健康・病気・治療

ああ、しんどかったよ、不妊治療

あんまり言う機会がないと思うので、まとめて書いておこうかな、不妊治療のこと。

 

不妊治療をはじめる前の人がよく思う心配は「お金」なんですね。ボクもそう思っていました。だけど、実際に経験した感覚からいくと、お金は3番ですね。

2番は「時間」。予想以上に多くの時間をとられます。時間って、通院程度だと思ってたら、それだけじゃないんですね・・・。そんなところに時間をとられるのか、こんなところもあるのか、というのが多々ありました。大げさにいうと、不妊治療が仕事になってました。

 

ちなみに1番は「ストレス」です。半端ないですね。これまで経験したことがないレベルのストレスが、8年間のうち合計4年くらいかかってました。ボクの「これまでの経験」っていうのが大したことないやん?っていうツッコミはあちらこちらから聞こえてきそうですが、ホントきついですね。

 

不妊治療って、関係のない人にはまったく縁がない他人ごとのまま一生を終えれるわけで、必ず経験することではないじゃないですか。だけど周りでよくきくようになっていると思います。一説によると、8組に1組が不妊だそうです。

1~3番ってかきましたが、3番のお金はもちろんかかります。そして予想以上にかかります。さらに金銭感覚が狂っていきます。だけどそれ以上に、時間とストレスがかかるってことですね。積み上げ式です。売上げもそんな積み上げ方式になってほしいもんですね!

 

ご縁がないまま過ごせる人には、このストレスが見えづらいので、ボクの経験と周りの人から感じたこととして、書き残しておこうと思います。

 

あのときのストレスを表現すると、「ブラックホールにお金を貯め続けているようなもの」でした。この感覚がずっとつづきます。

 

「これさえやれば子が授かります」というものではないし、「1,000万円積むので絶対に授けてください!」というものでもない。病院は確率のことをいいますが、ボクは確率論なんてまったく関係ないと考えていました。自分たちが、授かるかどうか、しかないんです。どれだけお金を費やしても、どれだけ時間を費やしても、どれだけ体調や生活に気をつかっても、「授かるかどうか」でしかない。ボクの確率論では、50%と解釈していました。

それで、わりとあっさりと「×」という結果がでます。そしてそれが、つづきます。「今回費やしたお金・時間はいったい何だったんだ・・・」という言葉で表現できない気持ちが発生します。「×」が出る度にこの気持ちが積み重なっていきます。人生の貴重な時間やお金を使って、これを続けていいんだろうか、と毎日のように繰り返し悩みます。出口は常に暗闇に閉ざされているような感覚です。だけどお金と時間は減っていきます。これが感じたストレスです。

 

ウチは合計4年と書きましたが、今回に関しては、マシなほうだったと考えています。もっともっと辛い状況の人はいるだろうし、“ブラックホール”がどんどん成長している人は大勢いるように思います。

不妊治療の補助金は少ししかもらえないのに対して、底に穴が空いたバケツに水を溜めつづけているような勢いでお金は出ていきます。これでホントに少子高齢化の対策を考えている人がいるんだろうか・・・。だれもいなかったら、ぴろちちがやりますかね!?

 

途中から一般病院に転院したので、不妊治療としては一旦終わりましたが、一般的にはここではじめてエコー写真を見せてもらえると思うんです。そのときで30mmぐらいの大きさでしたか???ウチはたまごの時や、1mmのときから写真が残ってるんですよね。みればみるほどフシギです。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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