ぴろきちコラム

意外に他人であり、意外に他人でない

まだ未体験のことに対して、ボクが持っている知識だけで判断してしまうことの勘違い・錯覚・飛んだ思い違いのなんと多いことか。ここ半年くらいで強く思うようになっているのですが、思い込みによって損をしていることがとても多いようです。

今日はその中でもひとつの答えに辿り着きそうなことを書いてみます。

 

ボク自身は、ひとりっ子として育ったので兄弟がいません。なので兄弟同士の感覚って、まったくわからないんですね。親とは違う何かだけど血縁ですね。今もイマイチわかっていません。

ウチのヨメに対しては、あまりにも価値観が共有できている(とボクは思っている)ので、血がつながっていないとはとても思えず、他人とも思えないんですね。出会った頃からそうだったように思いますが、だんだん深まっていく感覚があります。なので、よい縁をいただいたんでしょうが、数十年後には離婚してるかもしれないので、そのときはこの記事のことは忘れてください。そして、触れないでください。

まったく血がつながっていないのに、こういった感覚を人に持つってとてもフシギなことです。もっと少ない接点で、限られた1つのテーマだけなら、同じような感覚を持つ人はありがたいことにとても多いです。スポーツとか音楽とか、趣味があう人が含まれますね。

 

親とは切っても切れない何かのつながりを感じます。支えであり、鎖でもある何か。他のだれかに代わることのできない何かがあります。だから幼少期に両親の離婚を経験した人や、片親になってしまった人の心が複雑になりやすいのは、経験したわけではないので本質的にはわからないけど、なんとなくのレベルでわかる気がします。

 

では兄弟とはなんでしょうか。ボク自身には兄弟はいないけれど、周りの人の兄弟をみてわかることはありそうです。親戚のおじさんおばさんたちでもいいし、友だちの兄弟からでも。

兄弟って、親と同じようにつながっているもので、価値観も似ていると思っていました。ですが、どうやらそうではなさそうですね。意外と他人なところがあるようです。考えてみれば、似てるようで、似ていないことが多いし。間違いなく同じ両親から産まれてきたわけなので、似ている要素もあるけれど、似てない要素が相当ありますね。妙にやさしかったり、妙につめたかったりしますね。

昔読んだ歴史の本(たぶんマンガ)のイメージだと、兄弟って跡継ぎや権力争いで揉めてるイメージがありますね。兄弟って、何なんだろう?ボクに兄弟ができることはないでしょうから、この謎は解けないままですね。

 

血がつながっていても意外に他人であり、血がつながっていなくても意外に他人でないんですね。

 

だけどこう考えてみると、これから出会う人やすでに出会った人と、「意外に他人でない」という関係ができそうに思いませんか。会ったときは、あなたのお話しきかせてくださいね。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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