先日の手術記事の話。手術前日・当日あたりのことを備忘録として書いておきます。
前日の午後から入院手続き。
この病院では、
・付き添いは24時間出入り自由(主に両親)
・面会は、15時から20時だったかな
でした。小さい子どもは感染症を防ぐために入れません。お父さんと5才くらいの子どもがドアの外で待っているのを何度も見かけました。大変そうだ・・・。
ベッドは、大人がなんとか丸くなれば寝れるかなというサイズ、長さ160cmくらい?かな。子どもが小さい場合、24時間付き添いを病院から求められるのですが、仕事などで都合がつかない場合は、看護師さんたちが何とかしてくれます。大部屋も個室も同じです。ウチは大部屋。ウチは、24時間付き添いを選び、妻がずっとつくことにしました。
大人用のベッドを借りることができるのですが、子どもが小さいことと、添い寝じゃないと寝ないことと、料金がかかるのもあって、子供用ベッドで寝ました。知人がそうしたって情報を事前に聞いてたので。ボクが付き添いをするんだったら小さいな・・・というサイズでした。
当日の夜から病院食がでるんだけど、「すくなっ!こ、これが1歳児に計算された栄養とカロリーなのかっ!?」って量でした。今までどれだけ食べさせてたんだろう・・・まぁ食べたがるから。食べない子もいるし。
そして、小児病棟は、なんと、大人のみ飲食禁止!!ということで、妻が外食に出かけてる間、ボクが付き添い役です。近くに銭湯があることを事前に調べておいたので、食事とお風呂がセットですね。子どもといっしょに食事できたらいいのに・・・。
この夜の食事が、手術前最後の食事でした。ごはんを食べ終わった後、明日があるので早々に2人を残して帰りました。
手術当日。
朝ごはん抜きで、13時から手術予定。
食事が抜きであることに気づかないでいるうちに、彼は麻酔をされて午後の手術に備えることに。だんだんぼーっとしていくようなんですが、普段がやんちゃすぎるので借りてきたネコのようになります。最終的には手術室では、マスクを付けてもうひとつ強めの全身麻酔をするのですが、そこまでの付き添いは1名なので、妻が行くことに。「眠りにつくまで手を握っておいてください」ってことだったそうです。
そこからだいたい3~4時間の手術です。「手術が順調に進んだ場合」のことを、あらかじめ医者に聞いておいたので、比較的安心して待ってました。
が、出てきたときは大暴れ!?手術台からベッドに移すのに、先生たちが一苦労したようで、麻酔してても痛いんだなって思いました。切除した肺もこのとき見せてもらうことができましたが、「でかくない?」がボクの感想でした。
手術後は個室へ移動。
管が何本か出ていて、手術した脇と、点滴、血圧みたいなのを計る指、おしっこ、の4本だったかな?事前に聞いてなかったら、驚いて気を失ってしまいそう。
子どもは、管を触らないようにベッドに縛り付けられているのですが、シーツが服になってる?ような感じで、腕・足など部位ごとに固定できるようになってる。これ、便利そうだけど、“おくるみ”もイヤがった子なので、これをガマンできるわけないんだろうなぁ・・・と思いながら見守ってました。
手術後はまだぼーっとしているのですが、痛みはあるようで、定期的に痛み止めの座薬を使いました。かなり痛そうだけど、話しかけたり、DVDみせたりしてると気が紛れる(忘れる)ようで、そういう意味で子どもは痛みに強いんですって。
点滴をしていることもあって、この日は食事なし。最後の座薬をして、寝そうなのを見届けてから、帰りました。
手術の翌日。
この日はとても痛そうだった。当日よりは元気になってるけど、しんどいはずだし、痛いし、麻酔が切れるだろう頃にはぐずるので座薬。端的にいえばベッドに縛り付けているわけなので、条件が悪すぎます。DVDをみせて、気を紛らわせながら、何とか乗り越えた日でした。妻の疲労が・・・。
手術の翌々日あたりから、だんだん元気になっていって、食事も再開になり、管も少しずつ外れていって、いきなり退院!6日目で退院となりました。退院後の制限は特になしで「本人まかせ」という・・・。
この記事を書いたのは、手術から26日目ですが、今月のはじめに肺を切除した子とは思えないやんちゃぶりです。やんちゃぶりは、退院後1週間程度で取り戻したようで、親としては安心ですが、もう少し静かにしておいてほしかったなーという気持ちもありました。
健康で何より、元気で何よりですね。
大人に置き換えると、健康でいることも仕事のうち、元気でいることも仕事のうち、休むことも仕事のうち、でしょうか。