ヨメの実家、岩手県の雪が溶けて暖かくなってきました。
ボクの3月終盤は集中力のいる仕事のピーク&4月のはじめはこれからの調整。
そんなわけで、この時期は帰省にぴったりの期間です。
飛行機もオフシーズンでずいぶん安い。
といってもLCCとは比較にならない、アジア旅行よりも高額な帰省ですが・・・。
昨日から、帰省で、もちろん子ども連れです。
それと同時に、ボクのひとり生活のはじまりはじまりです。
2才なりたての子と飛行機は大変そうだし、荷物もあるので、もちろんの見送り。
バイバイの儀式をすると、子どもがごねそうだったので、うまくごまかしてお別れして、
搭乗口に入っていくのを見送りましたよ、お父さん2年生の役割をきちんと果たしました。
見送った帰り、車に乗ってから速攻で虚無感に襲われて、
事故って死んでしまいそうになりました。
さっきまであった何かがなくなってたんですよ・・・。
だけど幸いにも、1日外出予定でびっしりだったので、事なきを得ました。
でもこの気持ちって周りであまり共感してもらえなくて、
「これからひとり暮らしで何でも自由だから楽しいねえ!」ってな返しが多いです。
こういうとき、どんな顔して、何て答えたらいいんだろう?
ボクはたぶん、相当なアホヅラしてることでしょうね。
もうちょっと大人な対応がしたいけど、顔に出るので断念してます。
帰りは深夜になり、家に帰るとだれもいませんでした。
いつもなら、
廊下にはおもちゃが散らかっていて、薄暗い中で踏んでしまって、イテテとなったり、
その中の1つが大きな音が鳴るオモチャで、ヨメを起こしてしまったり、
子どものオムツ交換(めんどくさい、少し起きて泣くからうるさい)をやってから、
やっとのことで寝れるわけです。
昼間は夕方あたりからうるさくて仕方ないし、
食事は落ちついてゆっくり食べれないし、
仕事部屋につけた防壁を突破してこようとするし、
遊べ遊べとうるさいし、もう本当にうっとうしいくて仕方ない生活になってます。
まぁそれがないんですね。
昨夜もなかったし、今日も1日なかった。
なんだろう・・・。
子どもはヨコに置いといて、
ヨメがいない感じも相当なものがありますね。
ふだん叱られることが多いんだけど、
まったくいないとなると、なんていうんだろうこの感じ。
当面の食事は、作ってくれて冷凍してあるので、そういう面は困らないんだけど、
そういうのじゃなくて、出かけると、帰ってきてもだれもいない家の感じ。
その後もだれも帰ってこない感じ。
たかだか2週間の帰省で、
向こうのおじいおばあと孫が楽しんでくればいいなー!
って想いでいるんだけど、
この今の感覚が続くと、自分が危なそうでコワいですね。
帰省程度でこういう感覚なんだから、
死別することになったり、もう会えないってなったりすると、
どんな感情になるんだろう。
大人同士じゃなくて、子どもの立場でもね。
ボクがこんなことを考えたり、想いを持っていたりすると、
ふだんのガヤガヤしているときのほうが仕事がはかどるような気も・・・?
カフェで仕事したほうがはかどるなんて、少し前にはよく言われてたもんね。
ひとまず今日は今日で、明日は明日で、やること目いっぱいなので、
ひとつひとつをきちっと片付けていくのみですね。
そこは維持した上で、この生活にもうひとつ加えれるといいな。
2週間あるので。長いようで、きっと短い2週間。
人には帰る「場所」が必要なんだと改めて感じますね。
あの人の帰る「場所」のすべてでなくてもいいので、
帰る「場所」の一部がボクであってもいいんじゃないかな、なんて想ったりもしました。
ん?その前に、
なんで多くの人が「ひとりで、自由でよかったね」って言うんだろう。
世の中には、理解できない不可思議なことが多くて、
ボクは自分の感覚を信じるのを恐れてしまう。