ボクは趣味も仕事も「ITがらみ」で、この強みを活かさない手はないだろうと思い、子どもが産まれた頃から進んで触らせていました。
今ではiPhoneのカメラ撮影から写真確認まで、他にはアプリでいろいろ遊んだりします。1才すぎたあたりから投稿している2才半頃まで、ぐんぐん影響を与えていきました。ロックも外したりします。「教育系」に属するアプリも出てきていて、有料のも「これのほうがおもちゃや絵本よりもいいんじゃないか?」なんて思っていました。どんどん触らせていました。アラームを勝手に設定して、余計な時間に焦らせてくれました。
そこから大きなきっかけがあったわけじゃないんです。
でも、今ではすべて取り上げてしまいました。
夫婦会議で話題にあがったんです。
「最近、寝付きが悪くなってないかな?」
「そういえば・・・」って。
極端ですが、翌日からすべて取りあげてしまうことに決めました。
iPadは壊れてしまったことにして、スマホはお父さんのものは触らない、お母さんのスマホも触らない、子ども用のスマホは寝るときの音楽かけるだけ。彼からすべてなくなってしまいました。
しばらくの間は、よく遊んでいたアプリのことを言い続けていましたが、外に出かけるようにしたり、他の遊びをしていくうちに、あまり思いださなくなっていきました。けっこう早い期間で。
気になっていた「寝付き」。
原因がデジタル機器にあったのかは断定できませんが、ぐっと改善しました。従来通り、一定の時間を経て、すっと寝るようになりました。寝る前、最近は暴れ回っていて、飛び乗ってきて、痛いと怒られて、ごめんとは言うけど気にしないでまた暴れて、怒られて、しばらくするといきなりコテンと寝ます。
デジタル機器によって抑えられていた何かが解放されて、彼らしさを取り戻したんじゃないかと見ていますが、うっとうしいこと満載の時期ですね・・・。iPadでおとなしくできるならさせたいと思う気持ちはありますが、本来のチカラを引き出せる環境に身を置いておこうと思います。
この話、少し離れて考えてみてください。
今パソコンの前にいるあなた、今スマホをみているあなた。
今日どれくらいの時間、液晶画面をみましたか?
最後に液晶画面をみてから、どれくらいの間があって、寝ますか?
寝付きはいいですか?
熟睡していますか?
寝起きはいいですか?
この話は、子どもにしか当てはまらないですか?