ずっと思ってたことがあるんです。「なんで東京にばっかり仕事が集中するんやろ」って。もっと大阪・神戸に来たってええやんって。
東京だって地盤がゆるいし、阪神以上の大地震になる可能性があるのになんでだろって。分散してもいいんじゃないの?って。もしかして、阪神・淡路大震災が今なお尾を引いている??いやそれよりは、きっと他に理由があるはず。
そんなことを考えていたら、最近わかってきました。
そもそも東京って、大阪や愛知とは競ってないんですね。日本の都市No.1じゃなくて、シンガポールや香港・上海と、アジアNo.1都市の座をかけて競っているんですね。あーなるほどって思って。日本は、1人あたりGDPではシンガポールに抜かされてしまったし、国全体でのGDPでは、もう中国に抜かれるし、日本そして東京にとってアジアNo.1の座はもうピンチな状態なわけなんですね。
東京で、天に向かってビル群が増殖していくのも、地上にはもう空きがないからって地下に増殖していくのも、やっぱり<TOKYO>は負けてられない!って想いが強いからなんでしょうね、<TOKYO>にとって。先進国やBRICS等の新興国が、アジアのサテライトになる都市を探しているので、この競争に勝つことで得られる経済への影響はすごいものなんでしょうね、<TOKYO>にとって。ボクにはイメージできませんが。。。逆に、この競争に負けてしまうと、失ってしまう経済への打撃も大きくなるんでしょう。結果的に、日本が豊かにならず、給料が減ったり、失業者が増えたり、と大変なことになる・・・そんな風に連鎖していくんでしょうか?
こんな風に簡単に想像してみると、英語で話せない率の高い日本人によって、日本経済がどんどん落ち込んでいきそうな気がします。繊細なことまで気が回り、細かい作業ができる日本独自の文化で生き残っていけるものなんでしょうか?
先にあげた都市がアジアNo.1を競う都市だろうと思っているんですが、どこも英語圏なんですよね。だけど、一時期東京に住んでた頃、新宿駅がものすごく多国籍で、右も左もわからず困惑してしまったことを思い出しました。今でもそうなんでしょうし、もっとすごいんでしょう。どんどん国境がなくなって、世界がつながっていっているんでしょうね。
そういった場所で戦っている「世界のビジネスマン」を考えると、ボクもがんばらねば!と唸りそうになりますが、そういうところで生活するのって何だか性に合わないんですよねぇ。どちらかというと、山へ山へ、自然へ自然へ、と正反対の場所で生活したいという気持ちが強くて。この葛藤。なんて表現すればいいんでしょう。
あ!そうだ!だれかにTOKYOに行ってもらって、ボクは屋久島あたりでインターネットを使って暮らせばいいんですね。うん、きっとそうだ。・・・って、これは何かが違う気がする。
情報網から離れて暮らすことは、今の時代に大きなリスクでもあるわけでして。情報格差ってやつです。インターネットで得られる二次情報って、やっぱり活きてないですからね。
じゃ、ボクはどうしたらいいんだろ・・・。とりあえず、少しずつ進めながら考えるしかないか。
ああ、悩ましい悩ましい。