だれもがリーダーシップを発揮したほうがいいし、だれもがリーダーであることが望ましいと思います。だって、自分の人生なんだから。
でも社会がそれを許してくれるか、受けいれてくれるか、は別の話のようでして、うまくいかない原因がありますね。
日本では(海外は知らないんですけど)、同調圧力が強く、平均点を高くすることを求められます。さらに集団行動はもちろんだし、空気を読むことがよいことだとされていますね。
あなたがリーダーシップを発揮しようとしたら、どうしても目立ってしまう存在になって、日本ではあまりよしとされません。新人が自分の責任の範囲であったとしても、リーダーシップを発揮しようとすると、あいつは○○だと何らかのレッテルを貼られてしまいそうです。すると、力を最大限発揮しようとする努力よりも、周りによく思われたいとか、周りに嫌われないようにするとか、そういった努力にエネルギーを割いてしまうことになりますね。リーダーシップの発揮とは、遠い環境にありそうです。
言い換えると、リーダーシップを発揮しやすい環境がありそうですね。
どんな要素で構成される、どんな環境でしょうか?
逆説的な言い方だと、
・同調圧力が強くない
・平均点が高くなくてもいい
・集団行動しなくていい
・空気を読まなくていい
ということになりますか・・・?
・自分の強みややりたいことに集中して、苦手なことはそこが得意な人にやってもらえばいい
・スタンドプレイしてもいい仕組みがある
・自分の意見はきちんと伝える。他の人の意見も、ひとつの意見としてきちんと聞く
といったことでしょうか。ずいぶん発言がしやすい環境になって、リーダーシップを発揮できそうな感じがしますね。
それでも私たちには、これまでの経験に頼るやり方が染みついているので、ここでいう「日本」の組織に慣れた方であればあるほど、本当の自分の意見は、自分の心の奥のほうにしまい込んでいて、なかなか出てこないかもしれませんね。
もしかしたら、当の本人でさえも、本当の自分に気づくことが難しくなってしまっているかもしれません。大きな社会問題になっているのを感じていますが、できるところから少しずつでも、そして着実に進めていきたいですね。仕事も人生も。