最近、人からボク自身に対して言われるコトバに共通項があるのを感じています。それで気づいたことがあったので、ボク自身が整理するために書いてみます。
先日出会った人から言われたコトバから、ボクの後ろにお父さんを感じました。
ボクのお父さんは板金屋さんの職人でした。小学校を出てすぐに働くことになったこともあって勉強はほぼできなくて、ローマ字や英語は若干あやしいです。職人一筋だったので、しゃべりがおもしろいわけでもないです。お金も持ってないし、基本的に無口です。兄弟は8人いるのですが、お父さんは下の方です。(※まだ元気に生きていますが、もう70才を超えたので、今は隠居してます。)
だけど、冠婚葬祭で親戚が集まったとき、イベント前後には、いつも家にたくさんの人が集まっていました。泊まっていく人もいます。
親戚のおっちゃん・おばちゃんが集まると、ウチに1台だったテレビが見れないんです。ウチはビデオを買ってもらったのもすごく遅かったし。テレビが見れないのを残念に思っていたテレビっ子のボクは「なんで他のおっちゃんとこに行かないの?」と、いつもフシギに思っていました。「他のおっちゃん嫌われてるのかな・・・」と思ったりもしましたね。
なんでウチに集まったのかの理由は今でも整理がついていませんが、「他のおっちゃんが嫌われている」のではないことは、さすがに今はわかります。
ボクの周りには、「お父さんと同じように人が集まりますよ!」と大それたことを言いたいわけじゃなくて、出会った人から言われるコトバがキーワードになって、この話がフラッシュのような速度で頭をよぎりました。何かつながるものがあったんだと思います。
そのとき、後ろにお父さんがいて、それを目の前の人がみているように感じたんです。とても不思議な感覚です。(※お父さんはまだ元気に生きてます、念のため。)
お父さんから受け継いだ何かが、だんだん芽生えてきたというのか、だんだん育ってきたというのか、そういった確実に受け継いでいる何かを感じました。だけど、後ろに感じたことからも、まだ自分自身の中にあるようには感じていないんですね。
血は争えないんですね。
そして、「蛙の子は蛙」ではないはず。
こんな不思議な感覚から考えたことはなかったけど、ボクはお父さんの子なようです。
自分自身のことなのに自分でわからないのは変なことですが、この感覚をもう少し探求していきたいなと思いますね。なるべくおいしいところだけ受け継がせてほしいのですが、ボクのお父さんはおいしい要素を持ってるように見えない・・・。
■追記
お母さんは、ボクが小学生の頃、よく似てると学校中で評判だったので、その頃から血は争っていません。