日本に生まれた人は、それだけで多くの人が自由を持っています。なので自由がほしくて仕方ないと渇望するほどは自由を求めないでしょう。奴隷のように働いているとしても、奴隷ではないのですから。
同じように、水道の水をそのまま飲むことができる私たちは、それを当たり前のように消費しています。泥の湖からたったバケツ2杯を汲むためだけに、往復4時間かけている国の人と比べると、雲泥の差です。お金を出してミネラルウォーターを買うことはあっても、それがなければペットボトルのドリンクを買えばいいや、とまるでマリー・アントワネットのように考えています。
はじめから持っているものは、大切にしにくいんです。
なくしてはじめて大切さがわかり、大切にしておこうと気づくんです。
そして海外旅行から帰国すると、ものを大切にしようと少しだけ思うんですね。
それも日常の生活に追われて、しばらくすると忘れてしまいます・・・。
これとよく似たことが、もっと身近で比較できることでも起きています。
「自分の強み」ですね。
周りで自分よりできる人がいると、自分のできない点にばかり目がいってしまいがちです。そこを補おうとするよりも、自分自身の強みを伸ばすために、自分だけが持っている強みを見つけることにチカラを注いだほうがいいんでしょうね。
だけどこの自分のことって、自由や水の安全と同じように、はじめから持っているものなのでわかりにくい。これをどうやって見つけるのかが、自己啓発や自分探しというものかと考えていますが、ヒントはだれにとっても過去にあるように思います。
ボク自身は、家系図づくりからこの記事の考え方を見つけてきましたが、あなたにとっても産まれるまでの秘話があったり、今があるまでの過程に、このヒントがきっとありますよ。知識やテクニックを使って引き出すことはできても、それだけでは答えに辿り着かないんだろうな、ってことだけはわかりました。
他にも見つけ方を発見した!という方がおられたら、ぜひ教えてくださいね。