本(ビジネス書・マンガ・雑誌)

読み終えた/「死刑」

やっと読み終えました、328ページ。

[m:43]死刑-人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う/森達也
http://www.amazon.co.jp/dp/4255004129/
今月の初め頃に書いた下記の日記とは、反対側にいる人がかいた本です。
ただ、実際に反対側、というわけじゃなくて、
死刑制度を存置するか、廃止するかを、
いろんな視点から、実際に関係する人に会って、
作家の森達也さんの意見でまとめた本です。

[m:43]「私がこの手で殺します」/2008年11月09日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=989113546&owner_id=1714986

[m:43]真実とは何か/「光市母子殺害事件」/2008年11月10日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=990082512&owner_id=1714986

以前の本村さんを追った本とは観点が違っていて、
ひとつの事件を扱っているわけでなく、
死刑制度そのものの必要性について、インタビューをしながらの内容が書かれています。
2週間くらいかかりきりで読んでいましたが、
読み続けているのにページが進まずに、すごく時間がかかってしまった本です。
理由は、一段落ごとに考えさせられたからです。

この本を読んだり考えたりする過程において、
作家の森達也さんの考えはまったくあてにしていませんでしたので、
ひとつひとつの題について、自分の意見を持ちたいと思いながら読んでいました。
というよりも、これを参考書として、考えるきっかけにしていたんでしょうか。
とにかくものすごく考えさせられました。

論理を説明した上で、結論を付けて書いている箇所で、
「論理的につながってないし、しかも結論が反対側にいってるやんけ!」
と反論があったりしましたが、結論はいいんです。法的なことだし、1対1の話じゃないですし。
気になった内容を書こうとしたら、ものすごく長くなりそうなので、
頭の整理が付いたら、まとめて書こうと思っています。今月中で。

なんでこんなに死刑のことばかりに興味があるのか、自分ではわかりませんが、
陪審員制度がもうすぐ始まりますし、来月には招待状?が手元に届くらしいので、
みなさんにとっても、ボクにとっても、他人ごとではなくなってきています。

来月のはじめに番組があるようなので、よかったらみてみてください。
[m:43]12月6日(土):あなたは死刑を言い渡せますか~検証・裁判員制度~(仮)
[m:43]12月6日(土):日本のこれから あなたは人を裁けますか(仮)
http://www.nhk.or.jp/special/schedule/
この「死刑」をめぐる読書は、
ものごとをものすごく広い観点から捉えるヒントになりました。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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